2017-09

チンチロリン

9月中旬ともなると,さすがにセミの鳴き声よりも,暗くなってからの虫の声が大きく聞こえるようになりました。
まだ家の周りにはチンチロリンがたくさん鳴いていて,関東から来た先輩などは,向こうじゃこんな虫は鳴いていないよーと感激してくれます。まあ大都会では無理でしょうが,こんな田舎ですからねー・・という事にはなります。
昔,文化の森総合公園の駐車場から文書館の上あたりまで,この時期に鳴く虫の観察会をやっていた事があります。講師は元気だったW田さんにお願いして,その鳴き声がどんな虫なのかを探してその虫を観察し,その虫たちの素晴らしい絵もたくさん描いてもらいました。
その中に,アオマツムシというのがありました。
写真の虫ですが,こいつが泣くと,そこら中にリーリーリーとまるで抑揚のない,チンチロリンなどと表現できない,ただのリーが鳴きわめいていました。この虫がどんどん広がっていき,今ではどこでもいる虫になってしまいましたが,これも明治時代に中国から来た虫とされています。
アオマツムシ1♂
これはオスで,メスには背中の褐色部がなく,緑一色です。
この虫はそこら中で鳴いていますが,野外ではなかなか見つけられません・・・
これを見たければ,コンビニの窓で探すのが一番はやいかもしれません!?
夜、光によく寄ってきます。

まじめが一番・・再捕獲

ついこの前、S山さんとT中アレホレさんが、上の道路脇にあるヒヨドリバナに来ていたアサギマダラに7つマークしたよ・・と言われました。そうですか・・と私もその後、上に上がっていったら1頭メスがいたので私もマークしました。
この時期、大川原高原には夏の暑さを避けて、パラパラとアサギマダラを見ることがあるのですが、それにマークを付けようという人はそんなにいません。
ところがそれから5日後、鳴門のAさんから電話が来ました。「今、剣山で再捕獲しました」「オーそれはすごい.記号はどう書いていますか?」「SNGで・・」「エー・・S山としていませんか」「そうです.S山,7です」
再捕獲個体

そうなのです。S山さんとT中さんが22日にマークした最後の個体だったのです。きけば、網に入れたのはT中さんで、マークを書いたのはS山さんだったのだそうです。5日間で西南西に約35キロ移動したのでした。ただ、この先,もっと南や西へ行くつもりだったのかどうか・・・まだ少し次期としては早いような気もしますが・・でも、貴重な記録となりました。
やはりまじめにマークし、同じようにマークしたり、あるいはマーク個体はいないか・・と探す・・そういう人が報われた瞬間でした。

アシビロヘリカメムシ

ニガウリに付くアシビロヘリカメムシの幼虫と成虫です.
アシビロ1 asibiro2.jpg

 これは2017年8月に鹿児島で撮影したものですが,徳島県南部にもすでに入り込んでいます.
ヒアリで大騒ぎになっていますが,こういう地味なムシもいつの間にか現れて確実に分布を拡げているのです.
ニガウリ,キュウリ,ヘチマ,カボチャなど、この虫がいないか・・気をつけて見てください.
野生のものとしては、カラスウリのなかまを利用します.

蝶さん大忙し

蟻が

蝶の羽をひいて行く

ああ

ヨットのようだ

詩人三好達治は「土」と題する4行詩でそう「歌う」。チュシンの蝶(長)さんは目下大忙し。蝶(長)さんも、アリにひかれているのだ。だが、ヨットのように優雅ではない。世のため人のため、アリを調べて港もうでの日々なのだ。忠心鳥曰く「ああ、大変そう~」

というわけで、おのおの方、しばしコメント欄をお移り下され。

 P1050678

何のハチ

ひと月ほど前に,K草さんが持ってきたという不思議なものが机に置いてあった.
厚さが1センチほどの板の端っこの面に,ハチの巣がずらっと10個ほど並んでいるのである.
もちろんアシナガバチやスズメバチではなく,ハナバチ類であることは分かったが,さて何だろうとほっておいた.
すると出てきたのはオオハキリバチであった.
オオハキリバチ2 オオハキリバチ1
このハチはクマバチの巣のあとや,竹筒などに入り込み,中に幼虫の育室を作っていくのは知っていたが,今回はおもしろいところに作られていた.
K草さんが置いていた板を積み重ねたものに,せまい隙間ができて,その間が四角の筒状になってしまったので,そこに巣を作ったようである.黒いのは松ヤニで,それで巣を作るとのこと.かなり硬い・・中に貯めるのは花粉団子でいろいろな花から花粉を集めてきてはダンゴにして,それがたまると産卵して,次の部屋を作る.
こうしてきれいに並んだ蛹室ができていたようだ.

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徳島県立佐那河内いきものふれあいの里は,指導スタッフが常駐し展示スペースのある「ネイチャーセンター」,大自然の中で宿泊できる「キャンプ場」,.野鳥や動植物の観察ができる「7つの観察路」からなる総合施設です。

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